【車を手放すべき理由9選】年間60万円節約できる方法をFIRE達成者が解説

自動車費
Aさん
Aさん

毎月の生活費をもっと減らしたい

Bさん
Bさん

手取りが上がらないなかで、車の維持費が重すぎる…

一人暮らしのサラリーマンの方なら、こうした悩みを抱えている人は本当に多いと思います。

通勤や買い物、休日の移動など、便利さを理由に車を所有し続ける。

しかし同時に、「車の維持費って本当に必要?」という疑問も、心のどこかで感じているはずです。

私はかつて、コンパクトカーを所有していた普通のサラリーマンでした。

ですが、徹底した節約を進める中で、車が家計にとって“最強レベルの固定費”であることに気づきました。

そして思い切って車を手放した結果、年間の支出は劇的に減り、投資への回せる額が増え、FIRE(経済的自立・早期退職)に大きく近づきました。

aran
aran

私の場合、車がなくても、最悪、生活できる見通しはありました。

実際、車を持たないことで私が節約できた金額は年間60万円になります

サラリーマンにとって、月換算で5万円はボーナスレベルのインパクトです

Aさん
Aさん

車が無い生活なんて不便じゃないの?

Bさん
Bさん

本当に節約になるの?

たま
たま

手放した後に後悔しない?

そんな疑問にも、FIRE達成者として“実体験”をもとに丁寧にお答えします。

この記事で分かること
  • 車が必要とされている理由
  • 維持費のリアルな数字
  • メリット・デメリット
  • 実際の手放し手順
  • 得られる節約効果
  • どうしても車が手放せない場合の代替案

車を手放す前に知るべき「車が必要とされる理由」とその実態

車が必要とされている理由は、実は「慣れ」「イメージ」による部分が大きいです。

多くのサラリーマンが車を持ち続ける理由を分解すると、次の6つに分類できます。

車を持ち続ける主な理由

  • 通勤に必要である — 地方の場合は車通勤が主流。ただし都市部では電車・バス・自転車で十分代替可能。
  • 買い物に便利 — スーパーでのまとめ買いなど。しかしネットスーパーや電動アシスト自転車で代替可能なことが増えています。
aran
aran

私も節約のため、普段の足は自転車で代用しています。

  • 休日の移動が楽 — ドライブやレジャーの自由度は高いが、実際の使用頻度が少なければカーシェアで十分。
  • 天候の悪い日の移動 — 雨天時の快適さは魅力だが、回数は限定的。
  • 荷物を運ぶ機会がある — 家具等の運搬は配送サービスやレンタカーで対応可能。
  • “車があるのが普通”という価値観 — 親世代からの価値観が影響している場合が多い。

こうして理由を見ていくと、“絶対に車がなければ生きられない人”は限られていることが分かります。

特に一人暮らしサラリーマンで都市部在住の場合、車所有はほぼ不要です。

車の維持費はいくら?一人暮らしサラリーマンが負担する年間コスト

車の維持費は“見える費用”より“隠れた費用”のほうが圧倒的に大きいです。

ここではコンパクトカー想定で詳しく解説します。

年間の維持費の内訳(一般的な例)

項目年間の目安
自動車税34,500円
車検(2年で10〜12万円)年5〜6万円換算
任意保険60,000〜90,000円
駐車場代(都市部)月10,000〜25,000円(年間12〜30万円)
ガソリン代年5〜10万円
オイル交換など整備費年1〜2万円
タイヤ交換費積立年1万円

合計:約30〜55万円/年

これは毎年必ず発生する固定費です。

たま
たま

月当たりだと、最大5万円弱になり得るのか。。。

さらに、事故時の修理費、車検の追加整備、バッテリー交換、タイヤ交換、任意保険の値上がりなど「突発的な出費」が数万円〜十数万円単位で発生する可能性があります。

つまり、車の所有は“浪費”というより“固定費爆弾”なのです。

さらに恐ろしい「突発的コスト」

  • タイヤ全交換 → 4〜7万円
  • バッテリー交換 → 1〜3万円
  • 故障修理 → 3〜15万円
  • 事故の自己負担 → 数万円〜数十万円
  • 駐禁・違反金 → 数千円〜1万円超

突発的な支出は「忘れた頃にやってくる」ため、家計管理が最も難しい部分です。

このように、車の所有コストは「見えている金額の十数万円UP」になり得るのが実態です。

aran
aran

上記の維持費以外にも、車の本体価格やカー用品代なども追加でかかります

車を手放すメリット・デメリット|節約効果と生活の変化

メリット(とても多い)

  1. 年間30〜55万円の節約が可能 — 大きすぎる固定費カット。手放すだけで貯金スピードが加速します。
  2. 突発的支出がゼロになる — 急な修理、事故、車検追加費用などストレスの原因が消えます。
  3. 運転ストレスからの解放 — 渋滞、駐車場探し、車庫入れのプレッシャー、事故リスクが消えます。
  4. 人生の自由度が増す — 車の維持を考えずに引越しが容易に。
  5. 部屋・駐車場がすっきりする駐車場代が不要になり、ミニマルな生活に近づきます。
  6. 健康メリット — 歩く距離・自転車の利用が増えて自然と運動量が上がります。
たま
たま

車は便利だけど、多少無理してでも、手放したほうが良さそうだね。

デメリット(ただし対処法あり)

  • 荷物運搬がやや不便 → ネットスーパー / 宅配便でほぼ解決
  • 深夜帰宅が不便 → タクシー利用でも車維持費より遥かに安い
aran
aran

週に1〜2日程度しか乗らないなら、タクシーのほうが安くすむことも

  • 趣味の幅が狭くなる → レンタカー・カーシェアで代替可能

ほとんどのデメリットは「代替手段でカバー可能」です。

車を手放す具体的な手順|売却・保険・税金の流れを簡単に解説)

私が実際に行った流れを紹介します。

順に進めれば、手放すハードルは低くなります。

査定を3社以上で取り、相場を把握

査定額は会社ごとに差が出ます。

中古車販売店ごとで比較すると良いでしょう。

<車一括査定サービス>MOTAカカクコムなどの一括査定サイトに登録するのが手っ取り早いですね。

価格面など、条件の良い業者に売却しましょう!

任意保険の解約

中途解約で返金がある場合があります。

万が一、今後マイカーを持つこともある場合は、保険会社に中断証明書ももらっておきましょう。

中断証明書があれば、解約後、10年後までに任意保険を再開する際、任意保険の等級を引き継げるようになっています。

まあ、金輪際車持たないなら、必要ないですが。。

aran
aran

私も念の為、保険会社から中断証明書をもらっておきました。

自動車税の手続き

普通自動車の場合、年度途中で売却すると、還付される可能性があります。

基本的には特にやることはないですが、運輸局での「登録抹消」手続きが必要になります。

aran
aran

念の為、手続きの流れを調べました。

ご参考まで。

手続きの流れ

  1. 車の抹消登録: まず、運輸支局で車の抹消登録手続きを行います。この手続きが還付の前提となります。
  2. 還付通知書の送付: 抹消登録完了後、1〜2ヶ月程度で都道府県の税事務所から「還付通知書」や「振替払出証書」「送金支払通知書」といった書類が自宅に郵送されます。
  3. 還付金の受け取り: 送られてきた通知書と身分証明書印鑑を持って、指定された金融機関(銀行または郵便局・ゆうちょ銀行)の窓口で還付金を受け取ります。口座振込を希望する場合は、手続き時に指定できる場合があります。 

注意点

  • 還付金を受け取れる期間には期限があります(通知書発行日から1年以内など)ので、忘れずに手続きしてください。
  • 手続きを代行業者に依頼する場合、還付金相当額が査定額に含まれているか事前に確認しましょう。
  • 自動車重量税も、条件を満たせば還付される可能性がありますが、別途「自動車重量税還付申請書」の提出が必要です

駐車場解約

管理会社へ連絡。

月末締めが多いので、車を手放した後、早めの連絡が吉です。

移動手段の確保

  • (必要に応じて)カーシェア会員登録。近くのステーションを確認。
  • 自転車の購入検討(初期投資はあるが長期的に得)
aran
aran

私は、運動も兼ねて自転車を購入しました。

快適さも求めるならば、電動自転車がいいと思います。

生活スタイルの微調整

移動ルートや買い物頻度を見直すと、不便さはほとんど解消されます。

投稿主も、食料品は毎日→週一回まとめて買い出しに行くようにしています。笑

車を手放すといくら節約できる?年間30〜55万円の節約効果を試算

車を手放すとどのくらいお金が浮くのか?

現実的な数字を出します。

年間で浮く固定費の目安

30〜55万円/年

前段で詳細を列挙した通り、突発的な出費も合わせると、最大60万円程度のコストが掛かります。

たま
たま

都市部駐車場を借りている場合はさらに増えることも。

10年間だとどうなるか?

例えば、30万円 × 10年 = 300万円、60万円 × 10年 = 600万円

これを投資に回すと、複利でさらに増えます。

例:年利5%で運用した場合、600万円は10年で約977万円になります。

車を手放すことは「資産形成の近道」と言えます。

たま
たま

たった一つ車をやめるだけで、これだけの資産が築けるとは。。

節約は侮れないね。

どうしても車を手放せない人向けの節約代替案7つ

Aさん
Aさん

車があると、お金かかることは十分わかったけどさ〜。

おれのように地方の人間は車がないと生活できないんだよ。怒

どうしても車が必要なケースもあるため、その場合の代替案を紹介します。

任意保険の見直し(最も効果が大きい)

代理店型から通販型ネット保険へ変更すると年間2〜4万円節約できることが多いです。

aran
aran

僕も、相見積もりの末、SBI損保に変えました。

結果、保険料は6万円→2万円台まで押さえることができました!

自動車保険の見直しは、一括査定サイトがおすすめです。

ご参考まで。

カカクコム自動車保険比較

車がいらない地域に引越す

そもそも、車が必要とは、どのような状況でしょうか。

通勤・通学や買い物あたりでしょうか。

であれば、職場や学校、スーパーや駅の近く、に引っ越してしまいましょう!

aran
aran

例えば私の場合、職住近接の家賃が安い賃貸に引っ越しており、かつスーパーへの買い出しは自転車を利用しています。

中古車を選ぶ

車を買うとき、何も考えずに新車を購入していませんか?

浪費としての車購入は別にして、多くの場合、車を購入せざるを得ない人は、日常の足が理由の場合が大半でしょう。

であれば、割高な新車である必要はありません。

車は一部を除き、基本、リセールが悪いので、金銭的には新車購入は割に合いません。

以下、参考までに中古車を選ぶポイントを記載します。

参考)中古車を選ぶポイント

「安い車」よりも「長く乗れる車」を選ぶ

中古車の場合、購入・売却手数料に占める金額は大きく、できる限り買い替えのサイクルを伸ばしたほうがお得です。

たとえ中古車の車両価格が安くても、早く壊れて何度も買い換えていると、トータルで購入・売却の手数料が重くなってきます。

aran
aran

ポイントは、ある程度状態の良い中古車を長く大切に乗ることです。

4〜6年落ちのコンパクトカー

コンパクトカーは4年目以降が狙い目。

新車購入からあまり値下がりしていないように思われるが、オプション装備が最初からついてくることもあり、オトクなことも。

あと、走行距離は8,000km/年以下が目安。

車両の状態が悪いリスクを抑えられます。

スライドドア、SUV、4WDはやめる

いずれも人気が高い要素のため、車両価格が割高になりやすいです。

なくても、最低限の足としては問題ありません。

車両保険を外す

年式が古い車であれば車両保険のコストパフォーマンスは低く、外すことで1〜3万円の節約になります。

たとえ新車であったとしても、任意保険は自賠責でカバーしきれない”対人・対物無制限の保証”があれば十分です。

車両に関しては、本来、修理代は普段の貯蓄で準備すべきものものですので。

たま
たま

修理代すら出せないのなら、そもそも車は身の丈にあってないですね。

また、車両保険を適用すると、保険の等級が下がるため、次回からの保険料が上がることもネックです。

ガソリン代節約

  • 低燃費運転(アクセルワークの改善)
  • 安いスタンドの利用
  • 給油アプリで最安値を探す

レンタカーやカーシェアとの併用

週末だけの利用や遠出をレンタカーカーやシェアで賄うことで、所有コストを大幅に削減できます。

公共交通機関を使用する

上記と同様、週末もしくは遠出するとき限定であれば、その時だけバスや電車、タクシーを使用することもアリです。

まとめ|車を持つべきでない理由9選

  1. 年間維持費が高すぎる(30〜55万円以上)
  2. 突発出費(修理・故障)が家計に打撃を与える
  3. 都市部なら公共交通で代替できる
  4. カーシェア・レンタカーの普及で不便が激減
  5. 事故・違反リスクから解放される
  6. 駐車場という固定費地獄から抜け出せる
  7. ミニマルでストレスの少ない生活になる
  8. 貯金・投資に回せる額が劇的に増える
  9. FIRE(早期退職)に近づく“最強の節約”だから

私は車を手放したことで「年間60万円」が自由になり、投資へ回せる額が倍増しました。

それがFIREへの大きな後押しになったことは間違いありません。

あなたももし本気で節約したいなら、最初に検討すべきは食費でも通信費でもなく、車です。

車なし生活」は、想像以上に快適で、心が軽くなり、そして、お金が貯まります。

ぜひ一度、あなたの生活の選択肢として検討してみてください。

たま
たま

完全に車を手放すのは難しくても、節約できる箇所はたくさんあるので、可能なところからでも取り入れて行きます!!

※この記事は筆者の実体験に基づく節約情報です。

具体的な数値は車種・地域・利用状況によって異なりますので、個別の判断は各自でお願いします。

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