〜節約する上で見直すべき “本当に必要な通信費” 〜
節約する人にとって、家計の固定費を見直すことは将来への安心感につながる大きな一歩です。
特に「通信費」は何となく払い続けている人が多く、実は月々のコスト削減の“おいしいポイント”でもあります。
その中でも、いまだに惰性で契約し続けてしまう代表格が 固定電話。

なんとなく残している

昔からあるから解約していいのかわからない

いざというときに必要かも…
そんな理由で毎月数千円を払い続けていませんか?
しかし実際には、現代のサラリーマン家庭において、固定電話が果たしている役割は非常に小さくなっています。
今回は、節約サラリーマンが固定電話を使わない理由3選を、わかりやすくまとめて解説します。
この記事を読み、すぐに固定電話をやめれば、確実に月二千円程度の固定費を削減することができますので、ぜひトライしてみてください!!
参考:固定電話とは

僕、そもそも固定電話についてよくわからないんだ。わかりやすく教えて。

一言で言うと、家やオフィスなど「決まった場所」に設置して使う電話です。
固定電話は携帯電話のように持ち歩かず、その場所に引かれた電話回線を通じて通話します。
携帯電話との違い
- 携帯電話は基地局との無線通信でどこでも使えますが、固定電話は設置場所に物理的な線(またはその代わりの設備)がつながっていることが前提です。
- そのため、基本的にはその家・オフィスの中でしか使えず、持ち歩いて外で通話することはできません。
固定電話の主な特徴
- 住所と結びついた番号なので、会社や店舗の「連絡先」として信用度が高いと見なされることが多いです。
- 停電時でも、電話機の種類によっては通話できる場合があり、110番や119番などの緊急通報にも確実に対応できるよう配慮されています。
固定電話の特徴まとめ
- 住所毎に番号が割り当てられている
- スマホの様に持ち歩いて外で通話はできない
- 会社や店舗の「連絡先」として、信用度が高いと信じられている
なぜ、固定電話を設置するのか?
私としては、以前から固定電話は使用していません。(こんな記事書いてるくらいですしね。。)
ですが、実家の両親は、昔から固定電話を利用しています。

父、母ともにスマホは持っているので、正直必要とは思えませんでした。。
理由としては、
- 昔からの惰性
- 自営業者のため「連絡先」として信用を気にしているから。
確かに、携帯電話が世の中に出る前は固定電話が必要でしたので、主にご年配世代の方が昔からの惰性や商習慣で使用しているのでしょう。
節約サラリーマンが固定電話を使わない理由3選
理由1:スマホで代替できるため、メリットがほぼゼロ
まず大前提ですが、現代の主な連絡手段はすべてスマホで完結します。
家族・職場・学校・行政など、電話番号が必要なシーンはほぼ携帯番号でも問題ありません。
特にサラリーマンの場合、
- 社内連絡はスマホやTeams
- 取引先との連絡はスマホに直電
- 家族や友人はLINE通話
- 公的機関の登録電話番号も携帯でOK
といった形で、固定電話の出番はほぼゼロ。
さらに、スマホの通話料も格安SIMやかけ放題プランで抑えられるため、固定電話を維持する理由がますます薄れています。
つまり「なくても困らない」どころか「使う場面が激減している」のが現状です。

雇われのサラリーマンが固定電話を持つ理由は無さそうですね。。
理由2:毎月の固定費を大幅に圧縮できる|年間2〜3万円代の節約も可能
固定電話を残していると、かなりのコストがかかります。
一般的な固定電話の月額料金
- 基本料:約1,700〜2,000円
- オプション(ナンバーディスプレイなど):合計400〜700円
- 加えて通話料が発生
つまり、ほとんど使っていないのに月に2,000〜3,000円ほどを支払っている家庭も少なくありません。
年間で換算すると、約24,000円〜36,000円の支出
節約サラリーマンにとって、この金額は決して小さくありません。
たとえば家族旅行の宿泊費の一部になったり、投資や貯金に回したりすることもできます。
「使っていないのに毎月払い続けている」ことほど、もったいない節約ポイントはありません。

固定電話使っている人は、即刻手放したほうがいいでしょう。
理由3:迷惑電話・詐欺リスクが高く、むしろデメリットが増えている
実は、固定電話を保持する最大のデメリットは、“狙われやすさ”。
特に固定電話番号は、
- 名簿業者に出回りやすい
- 自宅に確実につながるため詐欺師が好む
- 自動音声の営業電話のターゲットになりやすい
といった特徴があります。
近年の特殊詐欺は、固定電話にかけてくるケースが多く、
「家の電話だから出てしまう」「家族が知らずに対応してしまう」
という点で、逆にリスクが高いのです。

特に、高齢者世代の固定電話は、詐欺のターゲットにされやすいです。
実際に、かかってくる電話はほとんど営業の電話とのこと。
そのため、固定電話を持ち続けることは「お金や時間の無駄」だけでなく、「不要なリスク」を抱え続けることにもつながります。
固定電話にかかる詐欺事例
固定電話にかかってくる特殊詐欺は、名目や名乗り方を変えながらも「不安をあおって急がせる」「現金・キャッシュカード・個人情報を取る」という共通点があります。
- オレオレ詐欺

- 還付金詐欺(市役所・年金事務所などを名乗る)
- 架空料金請求詐欺
- 「電話が使えなくなる」「未払いがある」と自動音声で脅す手口
- 国際電話(海外番号)を悪用した詐欺
- 発信者番号偽装(なりすまし発信)
詐欺の特徴
- 「今すぐ」「誰にも言わないで」などと急がせて冷静に考える時間を与えない。
- ATM操作・キャッシュカードや暗証番号の提供・自宅へのカード受け取りを求める。官公庁や警察・銀行がこのようなことを電話で依頼することはない。
詐欺の対策
- 親族・市役所・警察・銀行などを名乗る電話は、一度切ってから公式の電話番号にかけ直して確認する。
- 留守番電話・自動録音機能付き電話機を利用し、相手を確認してから出る習慣をつける。多くの自治体で、録音機器の貸与や防犯機能付き電話の利用が推奨されている。
- そもそも、詐欺電話が固定電話に繋がらないようにする(「電話帳ナビ」アプリなど)
- 仲の良い友人や親族に相談する(自分だけで判断しない)

固定電話を手放すデメリットはある?
もちろん、唯一の例外として、
- 一部の子どもの学校連絡網
- インターネット回線の抱き合わせ契約(光電話)を使っている場合
- 車の保険・住宅ローンで固定番号が必要と書かれているケース
などがあります。
ただし、これらも近年はほとんどがスマホ番号で代用できますし、光電話だけ残す場合でも番号を維持しているだけなら、ほとんど使わない状態です。
ほとんどの家庭にとって、固定電話を解約したとしても 生活の不便さはゼロ と考えて良いでしょう。
まとめ:固定電話を手放すことは、“最もタイパ・コスパの良い節約”
節約と聞くと、
「我慢する」
「手間がかかる」
というイメージがあるかもしれません。
しかし固定電話の解約は、
- 我慢ゼロ
- ストレスゼロ
- 手間ほぼゼロ
でできる、数少ない“簡単に固定費を削れる節約術”です。
固定電話を使わない理由3選(おさらい)
- スマホで完全に代替できるため、必要性がほぼゼロ
- 年間2〜3万円代の節約になるコスパ抜群の固定費削減
- 迷惑電話や詐欺リスクが高く、持ち続けるデメリットが増大
節約は、チリツモで老後資金の準備にも直結します。
「なんとなく残しているだけの契約」を一つ見直すだけで、家計は確実に健全化します。
この記事をきっかけに、あなたの家の固定電話も一度見直してみてください。
きっと、想像以上にスッキリした節約効果を実感できるはずです。

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